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日本にカメラが伝わった頃に撮られた写真、ガラス製のネガに焼き付けるものだったらしいのだが、実はこのガラス製のネガ、凄まじいほどの情報を記録することができたとのこと。ただ、当時の技術では細部まで現像することができなかったみたい。ところが現在、デジタル技術を用いてこのガラス製ネガを現像すると、驚くほどに細密な写真ができあがる──そんな話を読んだ。百何十年も、現像されるのを黙々と待ち続けていたガラス製ネガの細部。なんというか、詩的で哲学的なものを感じた。