第2回では、感情と衝動に任せない綿密な戦略を立てることの大切さが説かれました。
これに関して、本の中に重要と思っている箇所があるので付記しておきます。
”民主化勢力が、目前の問題に集中するあまり、独裁政権打倒のための包括的戦略を見失ってしまうのには、他の理由もある。それは、自分たち自身の奮闘によって独裁政権に終止符が打てるのだということを、心の底で信じていないことだ。〜真の希望を持たないのにもかかわらず、彼らは高潔さや歴史のために独裁政権に反抗を挑むのだ。自分ではそれを認めないだろうし、またそう意識もしていないだろうが、自分たちの行動に勝ち目はないと見なしている。従って、長期的で包括的な戦略計画を立てることにメリットが見出せないのだ。”
今、読んでいて心に響いて泣いてしまったので。ふと同じく自分たちの力を信じていない方とこの言葉を共有したいなと思いました。