小説の素材文はよかった。読ませる文章だった。問7以外の設問の置き方もよかった。が、各設問の正解の選択肢は、「そこに解釈を限定してしまってもよいのか?」というものが多かった。そして問7は、存在してはいけない設問だった。あの資料を読ませることで、小説作品の読みは何一つ深まらない。