今月の「100分で名著」はジーン・シャープの『独裁体制から民主主義へ』を取り上げているんだが、内容のほとんどが、独裁体制を自民党支配、抵抗勢力を野党(野党第一党)に置き換えると、今の日本社会そのもののように感じられて、録画見ててクラクラした。
番組だけでも見るべき。
考えさせられる。
とツイートしたのだが、番組で紹介されていた箇所で、刺さった文章を書き出してみる。
「戦略的計画を持たないことの結果は、時に強烈なものとなる。力は消散し、行動は効果を発揮せず、エネルギーは瑣末なことに浪費され、利点は活かされず、犠牲は無益なものになる。」
「ずさんに図られた行動が奇妙に混在しているだけでは、大きな抵抗運動を前進させることはかなわない。そのかわりに、独裁政権が支配と力を増すのを許すことになるのだ。」
「目標は単に現在の独裁政権を倒すことではなく、民主的体制をしっかりと据え付ける事である。壮大な戦略を練っても、その目標が目前の独裁政権の打倒だけに限られていると、いずれ新たな独裁者を生み出す大きな危険が出てくるのだ。」
続く