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私個人の経験からも、精神障害者施設への地域の反発や差別心は看過できない問題です。
閉鎖病棟に入院していた頃、病院の行事で「お花見」や「買い物」として外出する機会がありました。その際、患者はよそ行きの服装に着替え、引率の看護士たちも白衣から私服に着替えていました。理由は「白衣姿の人が寝間着姿の集団を連れていると明らかに精神病院から来たとわかるから」です。それが原因で、地域の住民から病院に「キチガイを野放しにするな」という主旨のクレームが来た過去があり、カモフラージュするようになったとのことでした。
「患者さんたちを守るためです」と看護士の方は言いましたが、その瞬間も今でもずっとモヤモヤしたままです。それだと差別に迎合しているだけではないか？と違和感を感じます。必要なのは誤解を解消することであるはずです。
このドキュメンタリーは未見でしたが、見た上で改めてじっくり考えようと思いました。