そもそも現状の日本に、これから顕在化してくる危機を乗り越えるための手段が残されているという保証はない。今すでに詰んでいるのではないか。というか、むしろ完全に奈落行きのルートに乗っていて、最後の分岐点はだいぶ前に過ぎた、という感じしかしない。
だから、「次の戦後を考えなければ、とても仕事のモチベーションを保てない」と書いたわけだが。
当然のことながら、このレベルの危機感は、何をどのように語ったとして誰にも伝わらない。伝わるのは既に知っている人たちだけだ。せいぜいできることは、実際に破局に至ったときに「そういえば」と思い出すかもしれない種子を撒いておくことくらいか。
まぁ、破局に至った時も、大半の人はその状況に対し悪態をつくくらいで、それまでの自分の来し方を振り返る人は圧倒的に少数派だろう。そんなことを繰り返しながらでも、何かが少しはマシになるのだろうか。
最も、そもそも「次」があるのかどうかすら、定かではない。いよいよ絶望的。