嗅覚がその場のにおいにすぐ慣れて感じなくなってしまうことはよく知られているけど、味覚もそんな感じでけっこう相対的なんだよね。ワインとかもぶどうの種類によって、何を食べたかによって、その後、口に含んだ時感じる甘味や深みが違う。それと似たようなことがコーヒーにも起こることが最近わかってきた。
ちょっと前までは同じ豆を同じように淹れてもコーヒーの味が一定しなくてどうしたことかと思っていたけど、結局その直前に食べたものやそのときの体調や、もしかすると気分にも結構左右されるみたい。だから、コーヒーのプロたちは最近コーヒーの抽出具合を測る測定器を持っていてそれに2、3滴コーヒーを垂らして出てきた数値で抽出度を測って豆の炒り方、挽き方、粉の量やお湯の温度、抽出時間を決めている。でもそうやって決めても、結局その直前に何を食べたかや、体調や、気分でそのときできたコーヒーを楽しめたり楽しめなかったりするんだから、自分が飲むために測定器を持ち出しても、結局何の意味もなかったりする。口に含んだときにおいしい!と思えるコーヒーを飲みたいだけなのに、なんだか泥沼にハマり込んでいるニワカコーヒーオタクの私。
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kaz hagiwara (萩原 一彦) (reservologic@mstdn.jp)'s status on Monday, 16-Jan-2023 15:30:34 JSTkaz hagiwara (萩原 一彦)