パンデミックのさなか、Twitterはリアルタイムに進行する不確実な出来事に立ち向かう科学についての透明性を一般の人々に提供しました。また、Twitterには科学的ではないメッセージに飛びつく人がいるのも事実ですが、それはTwitterの責任ではないとバーグストロム氏は考えています。
時間と共に、科学者とTwitterの関係が変化してしまったと感じている人もいます。スイスの製薬会社であるRocheに勤める計算生物学のジェームズ・ホーリー氏は、Twitterで大きく分けて2つの変化を経験しました。1つ目は、より多くの科学者がTwitterで議論に参加するようになったことです。
1対1でディスカッションするのと、多くの聴衆に向けてスピーチをするのとは異なるように、Twitterに参加する科学者が増えるにつれて議論のダイナミクスも変化しました。具体的には、これまでなかったような議論が活発化した一方で、ニッチな分野を深掘りするような議論を見つけづらくなり、理解不足な人の意見や誤解への対処…