@tadd 確かに旧約聖書ではくじ引きがありましたね。これは僕の私的な考えにすぎませんが、その善悪は、「それが神から出たかどうか」なのが分かれ目なのだと思います。
このあたりで興味深いのは、故・藤木正三師の説教『一名欠員、ただいま十一名』です。ユダの欠員をくじ引きで決めた結果、マティアが当たったがそのマティアはその後一切活躍していない、というところから疑問が出発しています。そして藤木師の結論は、
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教会はその出発において、あるいは誤りを犯したのかも知れぬ。
マティアを選んでユダの補充としたのは、誤りであったのかも知れぬ。
主は十一人の使徒たちに宣教の使命を託そうとされたのに、
欠員を補充して十二人としたのは、誤りであったのかも知れぬ。
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http://ekyoukai.org/FujikiShozo/Keizuno%2011%20IchimeiKetsuin.htm
詳しくは説教全体を読むとして、くじ引きが必ずしも神から出たものではない、という鋭い指摘です。
そして我々は、師の最後の言葉「私たちは、自分自身に常に伝道し続けねばなりません」これを大切にする者なのかもしれません。
奇しくもこの説教は、日本バプテスト同盟関西部会新年信徒研修会の説教とのこと。