みなとみらいのキノシネマで『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』観ました。
https://louis-wain.jp/
タイトルから勝手に「可愛い猫ちゃんの出てくる恋愛映画かな、クリスマスにちょうどいいか」と思って観てみれば、わりとつらい人生を歩んだ人の、最後までつらいお話でした。
上流階級の出身ながら早くに父を亡くして母と5人の妹を養うため絵を描いて生計を立てるルイス・ウェイン。
妹の家庭教師であるエミリーと恋仲になるも当時は異なる階層同士の恋愛はご法度。しかしそんな階級社会の壁を無視して結婚して家を出てゆくルイスとエミリー。
世間からは白眼視され、家族仲も険悪になってしまったが幸せに暮らす二人。しかし半年後、エミリーは乳ガンの宣告を受ける。呆然とする二人の前に一匹の仔猫が現れ――。
ルイス・ウェインという人は実在の人物で、彼が猫を可愛らしく描いたことでそれまで魔女や魔術を連想させる不吉な生き物であり〝不潔なネズミを捕える不潔な動物〟だった猫の印象を一変させ、猫が愛玩動物として飼われるようになったとか。
当時の猫は今のカラスみたいな感覚だったんでしょうかね。
検索すると出てきますが擬人化・カリカチュア化された猫のイラストは可愛いっちゃ可愛いですが表情や色使いがサイケデリック。