人々がTwitterで傷つくのは現実の世界で起きている事があまりにも暴力的で凄惨で、あまりにも絶望的で希望が持てないからだ。いや、現実はもっともっと酷い。それを客観視するのではなく、直接現場に放り込まれてしまう感じがTwitterにはあると思う。
それは別のSNSを作ってそこでは互いに尊重しあうという事では残念ながら解決しないのではないか。現実に晒されて疲れたり引きこもりたくなる気持ち自体は何もおかしなことではないが。そもそもそんな事に(少なくともその場に)関わらずに生きていける場合には無理に入っていかなければならないものでもない。
ただ、とても残念だし出来る事なら間違いであって欲しいけれど、荒んでいるTwitterは、現実の世界のミラーリングされたものであって、その逆ではない。
Twitterをやめたところで現実は一欠片も良くならない。見えなくなるだけ。疲れたから見えないところに行って自分を守る…という対処は否定しない。でもそれは自分の視界が変わっただけで、現実は何も変わっていない。子どもたちが日々学校で体験しているのはああいう世界なんだろう。そしてそれは私が住んでいる世界だ。