NHK7時のニュースで、湾岸戦争における自衛隊の海外派遣のいきさつが、かなり時間を割いて報じられていた。
<1991年、日本は湾岸戦争で総額130億ドルの支援を行ったが、アメリカ中心の多国籍軍に参加しなかった。ために国際的な評価は厳しく「湾岸のトラウマ」とも言われた>
<こうした中、停戦後に政府はペルシャ湾での掃海活動のため、自衛隊初の海外派遣を閣議決定した>
<外務省と内閣法制局の非公式協議が複数回行われ、閣議決定の2週間前に当時の海部首相と中山外相らに対し、内閣法制局工藤長官が「日本の船舶の安全確保が目的だとすることで派遣が可能」と自衛隊法との整合性を説明した>
<閣議決定の2日後、6隻の艦艇がペルシャ湾に向けて出発、34個の機雷を処理して10月に帰国した>
だがこれはあまりにも一方的な回顧である。国会での論議も世論の反対も一切扱わず、当時の状況がまるで語られていない。国会を経ずに閣議決定で全てが決せられることを正当化するための、きわめて悪質な広報である。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221221/k10013929671000.html
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岩下 啓亮 (iwashi_dokuhaku@toot.blue)'s status on Wednesday, 21-Dec-2022 20:27:59 JST岩下 啓亮