2019年に刊行され世界的に話題になった「監視資本主義」を再読しています。
過日、まりぞうさん(@marizo)も指摘されていましたが、当該本の中で指摘している内容を私なりに解釈すると、即ち、
SNSにとって重要なのは「成長戦略」の実現で、ユーザが書く内容は、真実であろうと、嘘やデマであろうと「等価(価値判断に値しない=同等性)」であり、アクティブユーザを増やせる内容だけが価値あるものとなる。
一方、ジャーナリストは、ニュースと分析を通じて真実と虚偽を区すること。つまり「同等性」を拒否するのが仕事。
つまり、マスク氏は商業SNSの本質を「正しく理解したCEO」とも言え、ジャーナリストはこの本質を理解しておかないと、彼の茶番に今後も振り回されることになる。