Dec. 16, 2022, 08:05 AM
「野球チームに入れてあげたいが、経済的に余裕がなくユニフォームを用意してあげられない」
「ピアノ教室に行かせたい。でもランニングコストがかかるので行かせられない」(子どもの「体験格差」実態調査中間報告書より)
低所得の家庭の小学生の3人に1人が、習い事や旅行や登山などの学校以外での「体験」を1年間に一度もしていないことが、公益社団法人「チャンス・フォー・チルドレン」による調査でわかった。調査は2022年10月、世帯年収が300万円未満と300万円以上の世帯が5対5となるように実施し、全国2097世帯が回答した。
子どもの貧困対策としては生活や学習・進学支援が議論されるが、「体験の格差」の実態についてはこれまであまり把握されてこなかったという…