11月は、仕事もたいへんだったけど、メディア従事者向けのクローズドな『トランスジェンダー問題』の一部についての読書会を開くために、人選、内容の詰め、声がけ、スケジュール調整などをぜんぶひとりでやっていて、身も心もパンクしていたのでした。
企画した意図は、夏から、ジェンダーやそのマイノリティに関する知識が乏しいのはもちろん実態を知ろう・ふれようともしないにもかかわらず、文芸批評・書評家スジからのトランスフォビックな言説のくりかえしや加担、それらを問わない文芸畑の人々に対して、自分の仕事のフィールドでもあるので、いちいち石橋を叩くように面会や電話で考え方の確認や啓発や危機意識の共有をするなかで、『トランスジェンダー問題』が発売され、読書会などを行うのがいいのではないかと考えていたことを起点としています。さらに数ヶ月のあいだに、そこから、人文系の識者スジでも同様の言説が広まったり、「議論が必要」「表現の自由」系の差別言説への加担や維持されたり、といった傾向が強く表面化しはじめていたので、急いで具体化しないと、という危機感の高まりで動いていたのです。
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suzuki minori (szk3nr@social.cologne)'s status on Thursday, 15-Dec-2022 21:26:51 JSTsuzuki minori