“クリスマスにフライドチキンを食べる”という日本の習慣は、嘘から始まった。
1970年、ケンタッキーフライドチキン(KFC)の1号店がオープン。当時の店長、大河原毅氏は売り上げに苦戦していた。
道行く人には、赤と白の縞模様の屋根に英語の看板を掲げた店が一体何の店なのか分からなかった。お菓子屋なのか床屋なのか……。
大河原氏は当時の様子をBusiness Insiderのポッドキャスト「Household Name」で語った。お金があまりにもなかったため、時々、店の裏に保管していた小麦粉の袋の上で寝ていたと。
当時、日本ではクリスマスはメジャーなイベントではなかった。そもそもクリスチャンは日本の人口のわずか2%にも満たない…