アドラーは次のようにいっている。
「ドイツ語は、独自の感情をこめて、人は経験を『作る』というが、これは、人が経験をどう使うかは、自分で決められるということを示しているのである」(『人間知の心理学』Menschenkenntnis)
何かを経験すれば、その経験から何かしらのことを学ぶことができる。しかし、何かの経験をしたからといって、必ずその経験から学べるわけではない。大事なことは、何を経験するかではなく、経験から何を学ぶかである。経験に「よって」というよりは、経験を「通じて」、あるいは、経験をきっかけとして学ぶのである。
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岸見一郎 Ichiro Kishimi (kishimi@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 06-Dec-2022 00:24:04 JST岸見一郎 Ichiro Kishimi