「西洋」は西洋のことしかわからないし、分かりたくないんだろうなあ。「西洋的」でない事はすぐに不可能に繋げてしまう。西洋的文脈だけで理解できる事が全てではないのに、無視してなかったことにする。(だから、わからないから不可能?)
西洋の中でも、ここのところ特に英語圏の視点が一元的過ぎるように思うことがある。欧州で言うなら、言語も文化も似ているとは言えど、違うものなのに「国際語」である英語を話す英国人からの視点で語られる事も多い。大陸側ヨーロッパ人は英国人と似た視点もあるけど、違う視点の方が多いのでは?と思うのに。
だから英語以外の言語も原語で理解出来る方がいいと思う。でないと判断を間違う可能性が高い。
また、どんなに他国の言語に精通しても母語と母国の文化は自分の思考に常に影響を与え続ける、のも忘れてはいけない。
…こういう事を考えていてふっと思い出した。戦争になってからずっと「西側」という意味でoccidentalと聞く度、日本は違うやろ、と思うのだ。日本はいつから西欧になったのだ?なってないやろ。
今こそ、日本はアジアの国だと正しく認識すべきだと思うのに…。