先日からクリスマス・アルバムにまつわる書き込みばかりして、お前はほんまにクリスマスが好きなんだな〜と思われるかも知れないが、特にそんなことはなくて、僕はキリスト教的社会観には全然馴染めないし、おまけにどちらかというと商業主義にまみれた現代クリスマスは嫌いである。ただ僕らが子供だった頃の日本は高度成長期とは言え、まだ戦後の貧しさが残っていて、人々が日々の生活に追われる中で、米国が原爆と民主主義と一緒に日本に持ってきたいんちきクリスマスは哀しくも家族が集まって心を温め合う大事なイベントだった気がするのだ。特に一昨年は父が亡くなり、去年は母が亡くなったので、そういうことをしみじみと思い出しながらクリスマスソングを聴きまくる還暦の男なのである。