最近、差別主義者のことを「バカ」とか「アホ」かと言わず「クズ」というようにしてるんだけど、それは、酒井隆史の『賢人と奴隷とバカ』を読んだから。
みんなも読んでみてほしい。
いろんな媒体に書いたものを集めた本だから、体系的にまとめられているわけじゃないけれど、それでも今、考えておくべきことが散りばめられている。
ひとつ言えるのは、現代においてレイシズムやセクシズムは、反知性主義の表れではなくて、むしろある種の歪んだ知性主義の氾濫という形態をとっているってこと。彼/彼女らがいかに(ほぼ例外なく誤情報やデータの曲解、嘘であるとはいえ)「ソース」に執着し、「論破」を好むかを考えてみてほしい。
彼/彼女らは決して「バカ」ではないし、子どものように教導されるべき存在でもない。そもそも、そんな風に他者をナメるべきではないしね。
きちんと対峙して、向き合って、どうにかこうにかやり合って、そして変わっていくことを期待するしかないんじゃないかなって思う。大変だけど。
以文社さんのサイトのインタビューも一読の価値がある。読んでみて。
https://www.ibunsha.co.jp/contents/sakaispecial02/