ただの長文のグチです。。。
研究を始めた大きなきっかけの一つに、
日本には「ハーフ」や「ミックス」「クォーター」などと呼ばれる人々はたしかに暮らしているし、メディアにも登場しているのに、
こういった人々をテーマにした研究が、他のマイノリティ(特に所属していた移民研究・国際社会学では他の移民ルーツのマイノリティの人々)の研究と比べてとても少ない(というかほとんどない)という点がとても気になったからだ。
(あえて二分法的な言い方になってしまうけれど)研究者である「日本人」が「移民」を「研究対象にする」という調査の設定のなかで、しらずしらずのうちに言葉の含意に、「多様な背景があるのは移民」のほうで、「日本人」はそうではないというような設定が紛れ込んでしまっていて、いわゆる「日本人」の側にも多様なバックグラウンドが当然現実としてあるんだよということが忘れ去られるというか気づかれていないというか意図的に隠されているという状態になっていることが多くて、そういった研究の論文や書籍を読みながらうける小さい傷がたまるし、そこに居場所がないと感じるような研究のセッティングが多かった。
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下地 ローレンス吉孝 (lawrenceyoshy@fedibird.com)'s status on Saturday, 03-Dec-2022 19:51:46 JST下地 ローレンス吉孝