古勝先生の『中国注疏講義』(2022)を読み始めた。私はまったくの門外漢なのだが、字の説明のされかたや注釈の考え方の手ほどき、また辞書の使いかたなど、私のような近代の外国文学を学ぶものにも大いに面白く、役に立つ。注釈学というものの中国の歴史も学べ、たいへん興味深い。アントニー・グラフトンにだれか中国のことを教えてやったらよいのに。