昨日のこともあり考えているのだが、おそらくもう「本への否定的な意見を投稿する」のはTwitterでは不可能、マナー違反なのだと思われる。なぜなら著者はエゴサをする、せざるをえないから。自分が精魂込めてつくったラーメンについて「おいしくなかった」「出汁の取り方がいまいち」って書いてるやついたら「ナチュラルなマウンティング気質」「ハラスメントだ」と言いたくなるでしょ。たぶんその感覚に、本もなってるんだと思う。
杉田俊介は様々な他人の本や映画について、それこそ一冊かけて論じているわけだけれど、そうした批評家が、同じことを自分の作品に対して、素人がSNSでやることを許容できない。もう我々はそれくらいの「SNS化した社会」に生きていると思ったほうがいい。