栗田さんにご感想いただきました。ありがとうございます!
ただ、ここには誤解に基づく部分があるように思います(とはいえ、注をつけるなどしてもっとわかりやすい記述にすべきところで、私が悪いのですが)。
ご本人にはFBでお伝えしたのですが、ここにまとめておきます。
1. 「ジェンダー理論と関係ない」の「ジェンダー理論」は、一般的なジェンダー論の話ではなく、反ジェンダー運動が攻撃する対象としての「ジェンダー理論」です。
ここではハンガリーが例にとられていますが、反ジェンダー運動は「ゲイやレズビアン…ジェンダー理論」などによって破壊されているとして「伝統的家族」の維持を主張します。
けれども実際のところ「伝統的家族」が求められる背景にあるのは、しばしば新自由主義体制下における経済格差と困窮(と安心感の喪失)であり、攻撃の対象として名指されているもの(「ゲイや…ジェンダー理論」)ではない、というのがここでの議論です。