今のマストドンではタイミング的にTwitterが話題になりがちだけど、問題はソーシャルメディア全般。
渡辺由香里さんの推薦されていたマックス・フィッシャーの『The Chaos Machin』は情報技術が人の心理にどう影響を及ぼすかという内容。著者は人間が道徳的な怒りに快楽を覚えることに気がついたプラットフォーマーが自社開発したアルゴリズムで人々を分断・対立させることでエンゲージメントを高め、広告収入を増加させてきたことを指摘。
その結果、多くのソーシャルメディアがフェイクニュースの拡散、暴力や民族浄化の扇動、国家間の対立時に自国の正当性を宣伝する「物語」を醸成しナショナリズムを促進する手段になっている。
それが広く顕在化した出来事は2016年のトランプ政権発足やコロナ禍、ウクライナ戦争など色々あるけど、災いの火種はすでに10年以上前のシリコンバレーに存在していたことも指摘されている。
NYTの書評
https://www.nytimes.com/2022/09/01/books/review/max-fisher-chaos-machine.amp.html
Embed Notice
HTML Code
Corresponding Notice
- Embed this notice
高橋ミレイ (mikeneko301_2022@mstdn.jp)'s status on Wednesday, 30-Nov-2022 08:24:59 JST高橋ミレイ