大学でのセキュリティが一層強化されていくのだろうか。こういう事件の前から、教室や研究室への敵意に満ちた押しかけや一方的な欲望に突き動かされた付き纏いみたいなのはあったわけで、素朴に怖いからセキュリティ強化して欲しい気持ちもありつつ、同時にやはり素朴に、セキュリティ強化という発想と大学という概念とは相入れない気もしている。
自分でも理由はよくわからないのだけれども、理念的には「開かれた」場であるべき(実際にそうだということでは残念ながらない)大学のキャンパスにおける安全やセキュリティについて考えるとき、本当にどこから湧いてくるのかわからないんだけれども、教会、ということを思ったりする。
ある種のサンクチュアリであろうとする(そしてそのような扱いを要請する)場が、だからこそ引き受けなくてはならないリスク?危険?のような何か。