上記(*版権などの問題)
著者が存命なら著作権のうちの出版権etc.を譲渡とかすれば良いんでは?
と思うでしょう、でも元の出版社の編集者がイラスト選定や全体の構成に大きく寄与した場合や、(これは自分にあった例ですが)翻訳本で、日本語版の編集者が多いに素晴らしい編集裁量を発揮してくれ、しかし最初の日本の版元が破綻した場合、いろんな付属する権利の所在がしっちゃかめっちゃかになってしまい、簡単に再発行できないことがあるのです。ちなみに自分の書籍の多く(全部か?)はもう絶版です。自分みたいな無名著者だけではない、著名な人でも「時代」の波に流されてしまうんです。
なので、好きだな、と思った本は大切にしましょう。今でも気になる「あの本」を探し続ける、ほろ苦い経験を持つ者の呟きでした。