“ これは、「レイプでない、男女間のセックスはありえるのか」と問うた、かの80年代のポルノ批判の変奏とも言える。男性と女性が対等でない社会状況の中で、男性と女性が対等なセックスができるわけがない。全ての男女間セックスは、男性による女性の性的搾取である。このムーブメントの中で、一部のフェミニストはヘテロセクシュアルからレズビアンになった(と主張した)。この人々がレズビアン・フェミニストである。
もちろん、このようなムーブメントには批判が繰り返され、本気で「男女間のセックスは不可能だ」という人は、ほとんどいないだろう。男女間でセックスするときには、常にそこに女性差別の構造が孕まれる。それでも男女間で対等なセックスを志向することは可能だとみなされる。
この前提があれば、「いかに性的搾取に見えようとも、本人が楽しんでいればそれでよい」というセックス観が成り立つ。たとえば、女性が被虐的な役割を演じながら、男性とセックスを楽しんでいるときに、その女性の快楽を否定することはできない。たとえ、それが差別をより強化し、男性に特権を握らせることになったとしても、快楽は快楽である。女性に対して、「あなたは本当は傷ついている」と戒めることはナンセンスである。”
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