”司馬史観”なる言葉があるように、日本で歴史というと、本物の歴史家や歴史学者よりも作家の方が馴染み深く、信用されているようにも感じる。これは歴史教育の失敗というよりも、教科書検定を通じて国家が公教育に介入し続けてきた結果であり、ある意味“成功”なのだと思う。