「ひとは一人で勝手に助かるだけ。 誰かが、誰かを助けるなんてことはできない」 こんな言葉を口にする人を見かけたら、救いの手を差し伸べてくれない冷たい人と思うだろうか。それとも、誰かに頼ることのできない寂しい人だと思うだろうか。 これまでの日本では、自分のことは自分ひとりで解決しなければならない思考の呪縛が強かった。自己分析も内省もひとりで行うのが当たり前。だが、現在はコーチングやカウンセリングが徐々に当たり前となり、ひとりで完結せずに支え合う時代になってきている。 そういう時代において、「ひとは一人で勝手に助かるだけ」という言葉は、ひどくドライな言葉に映るだろう。 ただ、相手