地球を直撃した「ありえない粒子」は暗黒物質だった――最新研究が発表 - ナゾロジー
先日量子フェスで南極アイスキューブの研究者、石原安野教授の量子天文学の話を伺い感動したばかり。今回は南極で探知できなかったことがかえって謎を解く鍵に。面白いなあこの分野。
「南極のアイスキューブでは同じ粒子が通る地下の距離が短く、途中でぶつかって光る確率がずっと下がるため、同クラスの信号がほぼ見えなかった理由も自然に説明できます。
暗黒物質が本当に関与しているなら、アイスキューブ でも数年観測を続ければ 0.3〜3 件程度の“似たような超高エネルギーイベント”が顔を出すはずだ、というのです。十年分のデータでゼロだったのは、単に頻度が低くてくじを外し続けただけかもしれません。
だからこそ研究者たちは「次こそ アイスキューブ が小さな当たりくじを引くかどうか」をじっと見守っています。もし予言が的中すれば、今回の暗黒物質シナリオは思いつきではなく、本当に宇宙を説明する新しい鍵になるでしょう。
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