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    エリン (erin@fedibird.com)'s status on Thursday, 05-Jan-2023 20:30:01 JST エリン エリン

    三浦綾子 著『母』読了。
    秋田弁で人好きのする語り手は小林多喜二の母、セキがモデル。
    言葉からぬくもりを感じ、直接話を聞いているような距離感に心がほどけていく。このおかあさんになら何でも話してしまいそうだ。
    セキの生い立ち、優しい夫や7人の子どもたち。貧しくて苦労をしても、愛情に溢れた家庭は温かかった。
    母の目から見た次男の多喜二の短い生涯はとりわけ壮絶で、悲痛さが伝わってくる。母は優しく強いが、子をこんな形で失うのは身を引き裂かれるよりも辛く苦しいだろう。

    幼少期から貧しく学校に通えなかったセキが、のちに字を覚えて遺した文章に心を揺さぶられる。つい書いてしまったというような言葉の中に実はどれだけの想いがこもっているかと、涙が出てしまう。覚えたての平仮名でも、書くことで少しは辛い気持ちが紛れたのかもしれない。言葉とはなんて貴重なものだろうかと思う。
    学問がないこと、学ぶ機会の持てなかった者に対し、分け隔てなく学びの場を設け共に進もうとする人々が描かれていて感銘を受けた。
    晩年、キリスト教に安らぎを見い出していたセキの気持ちが編み出されていくのが、また涙を誘う。

    #読む #読書 #読了

    In conversation Thursday, 05-Jan-2023 20:30:01 JST from fedibird.com permalink
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      えがみっち (egamich@fedibird.com)'s status on Thursday, 05-Jan-2023 21:30:58 JST えがみっち えがみっち
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      @erin 福島県にある野口英世博物館(昔なので記憶が曖昧)に、野口英世のお母さんがひらがなを勉強して息子に書いた手紙が展示されていました。それが一番心に残りました。
      調べてみたら野口英世関連施設はたくさんあり、どこに行ったのか分かりませんでした。
      https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2013091900010/#shisetsu

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      1. Domain not in remote thumbnail source whitelist: www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp
        野口英世について | 会津若松市
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      エリン (erin@fedibird.com)'s status on Thursday, 05-Jan-2023 22:36:46 JST エリン エリン
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      • えがみっち

      @egamich そうなんですね!この小林セキさんも、息子に手紙を書くために字を勉強し始めたみたいです。
      母の心は一緒なんですね :bunhdcry:

      In conversation Thursday, 05-Jan-2023 22:36:46 JST permalink
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      エリン (erin@fedibird.com)'s status on Thursday, 05-Jan-2023 23:28:09 JST エリン エリン
      in reply to

      あーまたこの二月の月かきた
      ほんとうにこの二月とゆ月か
      いやな月こいをいパいに
      なきたいどこいいてもなかれ
      ないあーてもラチオて
      しこすたしかる
      あーなみたかてる
      めかねかくもる

      (ああ またこの二月の月が来た
      本当にこの二月という月が
      嫌な月 声をいっぱいに
      泣きたい どこにいても泣かれない
      ああ でもラジオで
      少し助かる
      ああ涙が出る
      眼鏡がくもる)

      二月に拷問されて亡くなった息子のことを忘れる日はなく、一年が巡るたびにまた新たな喪失を重ねていったのかなと思う。

      あとがきによると、牧師様が偶然に訪問したその数時間後にセキは87歳で急逝したとのこと。この日も讃美歌「山路越えて」を歌っていたと書かれていて、きっと安らかに息子や夫の元に旅立ったのだと信じたい。

      In conversation Thursday, 05-Jan-2023 23:28:09 JST permalink
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      ソーダ (soda@misskey.soda-net.com)'s status on Friday, 06-Jan-2023 09:15:35 JST ソーダ ソーダ
      in reply to
      • えがみっち

      @egamich@fedibird.com @erin@fedibird.com
      横からスミマセン!

      エリンさんの三浦綾子の感想を読みながら、他のことをぼんやり思い出してたのですがそれですね。野口英世のお母さん。

      読書好き的な話に持っていくと渡辺淳一のノンフィクション「遠き落日」にその全文も載ってて詳しかったです。海外に行ったきりの野口英世にお母さんが送った手紙

      「はやくきてくだされ。はやくきてくたされ。いしょ(一生)のたのみて。ありまする」
      https://www.amazon.co.jp/dp/B019OOTU7G/

      「遠き落日」を読むと、野口英世のお母さんにはほんとになんと言葉をかけていいかという気持ちになりますけど、一方で「お札にもなった野口英世っていったい…」と思うことも間違いなしで色々発見があるとても良い本でした。

      渡辺淳一は恋愛小説とか不倫小説で有名ですが、自伝も含めてノンフィクションの方がほんとにどれも素晴らしくて好きです。

      星新一がその父親のことを書いた伝記『人民は弱し 官吏は強し』もとても面白い本なのですが、その中にも野口英世にお金を貸した話なんかもでてきて面白かったです。未読でしたら併せて読むとなかなか興味深いかもです。

      えがみっちさんの投稿を見て「あ、それだ!」って気づいて一人で興奮して勢いで書いてしまいました。すみません:blob_cry:

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      エリン (erin@fedibird.com)'s status on Friday, 06-Jan-2023 09:15:35 JST エリン エリン
      in reply to
      • ソーダ
      • えがみっち

      @soda @egamich ひらがなの手紙ってシンプルで胸に刺さります。
      母の手紙というのは自分がもらったらちょっと重いかなと思ってしまうんですけど、手段が限られていたり読み書きできるのが当たり前じゃなかった時代はまた感覚が違っただろうなと。
      野口英世の母の手紙も読みたいなぁ :revbunhdhappy:

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