クリスマスっぽいことはこれだけ。鎌倉・長谷のエノガストロノミア〈オルトレヴィーノ〉が仕入れる、イタリア〈Canterino〉のパネットーネを年明けまで大事に食べる。
生地に混ぜ込まれたセミドライの林檎は、ピエモンテ州北部の町ビエッラでかつて栽培されていた、130種とも言われる林檎を復活させつつあるもの。多品種を取り混ぜた林檎を材料に、一定の質の砂糖漬けをつくるのが難しいらしい。
料理通信【消えゆくリンゴたちの守り人を訪ねてピエモンテ州ビエッラへ 自分たちが暮らす地域への愛情が生んだパネットーネ】
https://r-tsushin.com/journal/world/biella_canterino_panettone/
封を開けると、林檎と酵母がふわりと香る。ひと抱えもある大きなサイズながら、瞬く間に食べきりそうだ。