昨日おそろしい話を聞いた。熊本では<初正月を迎える新婚の婿方から「よかヨメです、ありがとうございました」の気持ちをお嫁さんのご両親に届ける家と家の節目のご挨拶に>寒ぶりを贈る『嫁ブリ』という風習があるという。じっさい教えてくれた人は、息子さんの妻の実家に鰤を一尾贈ったんだそうな。私は熊本生まれだけども、そんな(あえていう)因習はじめて知った。調べると、福岡や岡山にも『嫁ブリ』はあるらしい。どう思う? 私は語感がまずダメだし、その起源を知るにおよんでますます嫌になった。九州の男尊女卑を固着する、廃れてほしい慣わしだと思う。