今朝通勤中に小松岬さんの『しふくの時』を読んでいたら泣きたくなって降りる駅を間違えてしまった。
短歌集というもの自体これともう1冊しか持っていないのだけど、『しふくの時』はすごく痛い。「幸せそうに見えないように小田急に乗せられている数多のいのち」
この歌が1番わかりやすいと思うけれど今日は以下の歌が刺さった。
「なつかしい兎のような熱を抱き これは怒り あなたにも抱かせる」
ぬくもりのような怒りを読む人に気づかせ連帯につなげていこうとする強い意志を感じる。
ちなみに降車駅を間違えたことはすぐに気づき、発車前に飛び乗ってことなきを得た。