たとえば3日前に、『立憲民主党、防衛3文書「容認できない」泉代表が声明』の自社記事を引用しつつ、<国民の生命と財産が脅かされても被害が出るまで何もしないということでしょうか。旧民主党が政権を陥落したのは非現実的な安全保障政策が一因でした。>と上書きした日本経済新聞政治・外交のアカウントは、当然批判されて然るべきだ。
が、しかし日経は批判が殺到することをあらかじめ見越したうえで発信している。つまり炎上が前提の燃料投下なのだ。挑発をみすみす看過ごすこともできずに、ツイッターの「良識」は誤りを糾そうとする。私は彼らの姿勢を尊いと思う一方、そうした対立を生み続ける構造そのものが政官財の権力に都合よく利用されていることにあまりにも無自覚なのではないかと懸念を抱く。また、たたかいそのものが目的化してしまい、ツイッターの内側で濃度を増しながら残留しているようにも映る。
最近のツイッターを傍から観ていると、先頭に立って問題提起している方々が、残響のさなかで消耗しているのが手にとるようにわかる。余計なお世話かもしれないが、誠実さが損なわれる前に、いったん外に出てみてもいいのではないかと思わざるをえない。
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岩下 啓亮 (iwashi_dokuhaku@toot.blue)'s status on Tuesday, 20-Dec-2022 03:25:29 JST 岩下 啓亮