「国鉄の時代の列車の方が旅情があった」
という言説。
まあ…9割方はノスタルジーなんだけど、あえて言うなら「同じ車両・システムを使ってるが故に、地域ごとの違いを比べやすい」のはあったと思う。
極端な話、同じ通勤形車両であっても、地域が異なれば言葉や会話内容が異なり、カラーリングが異なり、混み具合や連結両数が異なり、吊り下げ広告が異なる。
JRになると、会社ごとに異なる車両・システムを使うようになったから、そういう体験をフラットに比較できなくなったし、
逆に第三セクター鉄道は、成立時期と背景が似てるが故にほとんどの会社が同じレールバスを導入、結果カラーリングとその背景の写真の違いだけで地域性を強く感じられたりする。
国民車カローラや、給食のコッペパンへのノスタルジーと共通する何かはある気がする。