経済の問題は「カネ」で考えるとわからなくなる。「モノ」で考えないといけない。カネになんで価値が生まれるかと言うと、それで役に立つモノ、財やサービスを買えるから。買えなくなるなら、その価値はどんどん下がる。そうならないように財政を運営せねばならない。
れいわなんかも言うように、通貨発行権を持つ国の財政収支を均衡させることに意味はない。ギリシャのように通貨発行権を持たない国や地方自治体は財政収支に気を配らねばならない。しかし、日本政府はそうではない。緊縮財政はさっさとやめるべきだ。
もちろん、際限なく財政赤字を垂れ流していいわけではない。では、どのような赤字ならいいのか。要するに、その国の通貨で買える役に立つ材やサービスを生み出すための支出なら、赤字でも構わない。医療でも介護でも教育でも農業でもなんでもいいが、役に立つ財やサービスの生産能力の向上や需要の下支えに使えばいい。
以上のことからも、防衛費倍増なんてのは優先度低いどころか最も避けるべき大悪手なことは理解できる。それこそ経済破綻への道だ。社会保障と教育と食糧。まずはそこから。
Conversation
Notices
-
Embed this notice
モジモジ (mojimoji@mstdn.jp)'s status on Monday, 05-Dec-2022 10:14:03 JST モジモジ - るまたん repeated this.
-
Embed this notice
barlow2001 (barlow2001@mstdn.jp)'s status on Monday, 05-Dec-2022 10:43:57 JST barlow2001 通貨発行権を持つ国の財政収支を均衡させる必要がない、ということはつまり返す気のない国債で費用を賄うということですが、これは本質的にはインフレにすることによって国民の貯蓄の価値を目減りさせるという一種の徴税だと思います。
理屈で言えば、そうやって税収以上の支出をすることによって社会が発展して社会の生み出す付加価値も増大し、生産物も増えてインフレにならない可能性はありますが、政府の予算は民間の投資と違って生産性を上げるためだけに使われるわけではないのでそううまくは行かないでしょう。
正直に必要な分を国民に徴税して国債を発行せずに財政をするのと、返す気がない国債を発行していつか返すふりをしてこっそり徴税するのは、実質的には同じですが国民の気分は大きく違うと思います。
あからさまに重税を課税されるより、わからないように金を取られたほうがマシでしょう。MMTは気分の問題だと思います。
るまたん repeated this. -
Embed this notice
モジモジ (mojimoji@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 06-Dec-2022 15:10:09 JST モジモジ @barlow2001 返す気がないというか、返す必要がないものも少なくないですからね。経済活動の規模に見合った通貨発行量は必要ですので。見合っているかどうかは、基本的にはインフレ率で見るでしょう。
ただ、通貨発行量を増やすのがインフレを亢進させるとしても、不完全雇用の状況では雇用拡大と生産拡大によって相殺される分もありますし、需要不足を放置して生産能力をますます毀損するのも避けられるでしょう。だとすれば、この場合の「見えない課税」は、見える課税よりも効率的となり、単なる気分の問題にとどまらない、とは思いますね。 -
Embed this notice
barlow2001 (barlow2001@mstdn.jp)'s status on Friday, 09-Dec-2022 12:02:23 JST barlow2001 1. 経済が成長したらそれに見合うように通貨の流通量を増やさないといけない。その手段の1つが国債発行で、その判断に使う指標はインフレ率。
2. 政府や中央銀行は完全雇用の実現を目指すべきである。
3. 需要不足で経済が上手く回らないときは政府がお金を使うという形で需要を増やすべきである。
ということだと理解しました。
支出に見合うだけの徴税をするのではなく、国債を発行する、つまり「見えない課税」をする積極的な理由は、1.の通貨を増やすため、ですね。
その点はただの徴税とは違いますね。