『グレムリン』。初めて見ました。とにかくオリエンタリズムがすごいんですよ。学校の先生役には黒人を使うくらいの「ポリコレ」はあるけれど、街の人に東洋人は一切おらず。「最近では何でも外国製だ」と日本叩きを隠しもしない。ギズモが震えながら隠れているヘルメットにばっちりホンダのロゴが入ってるし、テレビをバットで叩き割るシーンも「そういうこと」なんでしょう。最後は語り手である発明家の「発明品」をギズモを飼っていた中国人が受け取り、西洋と東洋との調和が暗示されて終わる。脚本というか、シナリオは無茶苦茶で、ストーリーはないに等しい。ケイトという女の子の「なぜクリスマスが嫌いか」という事実が明かされる。ここだけが「筋」だけど、これも唐突に明かされる。語り手の発明家、その後はまったく語り手として振る舞ってないなど。