とある配信で、シスヘテロ男性がセクシャルマイノリティ女性に、とある人権侵害について当事者から話を聞きたいと取材して配信していた時に、途中で感覚の違いが浮き彫りになっていく場面を見た。
マイノリティ的にはその肌感覚というか、しんどさはすぐに自分の身に置き換えてわかることなんだけど、一瞬、取材する側が事の重大性について「大したこと無い」ムーヴになりかかってしまい、画面越しにその後の緊張した空気が伝わってきた。
それでも、その男性はすごく何とかしてその事件について伝えようと、感覚の違いやご自身の無知についてはその場で修正しながら、マジョリティの人権侵害について掘り下げて伝えようともしていた。
はじめから、何でもわかれとは思わない、けどあまりの理解のなさに「……」となるのも事実。でもそれ以前にすでに何度もそういう見えない壁みたいなものに直面してると、話すことすらしんどくなるっていうのはある。