株式会社あさひ銀行(あさひぎんこう、英語: The Asahi Bank, Ltd.)は、かつて存在したりそなホールディングス傘下の都市銀行。本店所在地は東京都千代田区大手町。2003年3月1日に大和銀行と合併してりそな銀行となり、埼玉県内の事業は埼玉りそな銀行へ継承された。
概要
1991年4月1日、都銀下位行で主に中堅企業や個人を顧客対象としていた協和銀行と、埼玉県地盤で同程度の預金量であった埼玉銀行が合併し協和埼玉銀行として発足した。存続会社は協和銀行であり、金融機関コードや本店(千代田区大手町のりそな・マルハビル)、並びにイメージキャラクターのミッフィーなどは協和銀行のものを引き継いだ代わりに、SWIFTコードは埼玉銀行が使用していたコードを継承した。
もともと、第三次オンラインシステムの共同構築で両行は接近したが、埼玉銀行による仕手集団「光進」の蛇の目ミシン事件に対する関与の露見や、光進と共に蛇の目株を買い占めた不動産会社のナナトミの倒産からの信用失墜を糊塗するため、埼玉銀行が協和銀行との合併へむかったともいわれていた。
1992年、フランス人デザイナーが手がけた「水平線から太陽が昇るイラスト(≡●)」の行章・CIから着想を得て、「あさひ銀行」へ商号変更した。商号変更に当たっては『あさひ』と聞いて新聞やビールや生命保険ではなく、銀行を思い起こすようにならねばとの意気から当時不況の最中で、他行がテレビCMを控える中、自主規制枠目一杯に出稿し積極果敢なPR戦略を展開した。
協和銀行のキャッチコピーである「Retail Bank」を引き継ぎ「リテールトップバンク」を目標に掲げ、リテールに強い地域密着型都銀として独自性を打ち出した。また行内融和を進めるため、合併後約1年で人事部を一本化した。この施策は異例の判断と金融界で注目を集め、1993年3月には、オンラインシステムの統合も完了させた。このほか出遅れたが、1998年から地銀東京支店長や事務所長ら集め情報交換会を開き、系列化にむけ注力していた。
埼玉銀行の経緯を引き、埼玉県と浦和市・大宮市をはじめとする当時県内にあった92市町村の内、90市町村の指定金融機関を引き続き担い、密接な関係を維持したいとの方針から、本社機能は協和銀側に吸収されたが、旧埼玉銀行本店営業部は浦和営業部(2001年5月からさいたま営業部…