「如露亦如電、応作如是観(露の如く、また雷電の如し、応に是の如き観を作すべし)」
私はよく、日本語が分からない、あるいは話せないフリをする。
十年前、東京の大学に通っていた頃から、私の格好はいわゆる「アサ系」が行き過ぎていた。基本、こちらがじっと見つめるだけで、向こうの日本人はブルブルと震えながら、静かに隅っこの方へと縮こまっていったものだ(連絡先を聞いてナンパしてくる奴らを除いては)。
東京で一番印象が良い場所は、むしろ新宿歌舞伎町だ。
一つには、十年前あの界隈に住んでいた頃、よく街頭インタビューをされたり、妙な撮影クルーに通行人役として駆り出されたりしたからだ。終電を過ぎた午前3時、自ら指を数本詰めたようなタクシーの運転手のおっちゃんが、一癖も二癖もある変人たちを、駒場東大前の学生寮まで無料で送り届けてくれたこともあった。
もう一つの理由は、ゲーム『龍が如く』シリーズをこよなく愛しているからだ。
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