物価が高いのでなんとか食費を抑えられないかと思い、藁をもすがる思いで図書館で手に取ったこの本がなかなかの力作だった。
日本で入手可能な132種類にも及ぶ虫それぞれについて、食べごろな発育時期やオススメの調理方法、食感などがそれぞれめっちゃ詳しくされている。
いちおう本の前文では「(日本で)比較的入手が容易」な虫を厳選したとの触れ込みになっているが、途中から明らかに監修を努めた昆虫食研究家の内山氏の趣味が入り始め、タランチュラや南米産のデカいサソリなどが割と普通に出てくる。
ちなみにタランチュラのオススメ調理方法としては、「身が大きいので大人数でクモ鍋を囲むことができる。卵が入っているメスの場合はプチプチした食感が楽しい」みたいなサイコな文章が書いてあった。