なんとなくちょっと時間が余ったので有隣堂をぶらぶらして思うこと。
知識の集約という点で本を見ると、なんか、今の時代にとってはそれじゃないんだよなあって気がする。
ノウハウの伝授という意味では、手に取るまで伝わらないってのが辛い。その分野において知識を欲していて、その本を読めば知識が得られると確約できて、はじめて読まれる可能性が生まれる。
一つの分野についてその本だけで紹介しきれる分野ならともかく、少なくともテクノロジー分野でそんなことはあり得ない。
マネタイズという意味でもお金になるまでのスパンが長すぎるし、額もたかがしれている。長く売れるものを考えるとどうしても出せる内容が偏ってしまう。
いろんな知識を組み合わせて試行錯誤して、ようやく答えが見えてくる。少なくともテクノロジー分野においては知識ってそういうものだと思う。ただ、そう言ったときに一冊だけでは完結しえない書籍って、今の知識の出し方として正しいのだろうか と。