今の日本が権威主義に毒されているのは確かだが、この権威主義は奇妙なことに反権力、反権威主義的な仮面を纏っている。ここで「権威」と見なされているのは戦後民主主義や人権思想といった少なくとも80年代あたりまではヘゲモニーを保っていた思潮だ。
だから、こうしたものに唾を吐きかけることは、オールドな権威主義とは逆に、むしろサブカル的な感性にねじれた満足を与える行為となる。
だからこそ、今の権威主義は厄介なのだ。この大樹に寄りかかっている限り、庶民たちは、奴隷であることを自覚することなく、「新自由主義的精神の下でのアウトロー」である己を楽しむことができる。
自分的に、この状況を生み出した責任は80年代の朝日新聞/岩波書店的な左派知識人にあると思っている。そこまで遡って再検証すべき時だとは思う。結局、「中道」の連中が行ったのは派手な左派潰しだったわけだが、この左派忌避の心理もまた同じ流れの中にある。
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Satoru Hasegawa (tsbasatoru@toot.blue)'s status on Monday, 09-Feb-2026 15:04:31 JST
Satoru Hasegawa