ルッキズムが面倒なのは、美容整形に対する「楽して美貌を手に入れようとする安易な人々」という冷やかな眼差しが象徴しているように思う。数年前、ふと好奇心にかられて整形する人たちのアカウントを追った。納得のいく施術を手に入れるためのリサーチから始まり、金銭的日程的な余裕を手に入れるための努力は生半可なものではないとわかった。
「皮一枚のところを意識する愚かもの」という正論や、彼女たちの多くが夜職に就いていることで、「馬鹿にすること」へのハードルが非常に低いんだと思う。
アレですよ「美人は根性が悪い」という昔ながらの神話を信じて得するのは誰かって話でもありますよね。
とはいえ、わたし自身もルッキズムにはかなり囚われている。だからこそ整形する子たちを馬鹿にする人には反論したくなるんだろうなと思うのです。