技能実習とか言っても単純作業ばかりやらせて、そんなの全然勉強にならないじゃないかという人は多いと思います。
ところが、日本などの先進国で働くと、それが単純作業であっても勉強になるというのが、途上国のクオリティの低さのリアル。
毎日決まった時間に仕事に行く。遅刻や休むときは連絡する。使った道具は所定の場所に片付ける。機械を分解修理清掃するとき外したネジやナットをなくさないようにちゃんとトレーに置く、商品に勝手に油性ペンでメモを書かない、注文とサイズの違うものを納入しない……などなど、ベトナムの田舎の無教養な人にはできないことだらけだったりします。
いやそれがベトナム式ならそれでいいんじゃないのかと言う人もいると思います。ところがこのグローバル時代、ベトナムで働くのにあたっても、上記のようなスキルは必要とされているのです。ベトナム企業も必死でISO認定とったり、外国企業がどんどん工場を出したりしているわけなので。実際に日本で技能実習をした経験があれば外資系工場で雇ってもらいやすく、給与も最初からある程度のものが貰えるのです。