しみじみと自民党と福島県知事・県庁の愚かさには、恐れ入るのですが、福島県知事と福島県庁が、処理水放出のために、国よりも熱心に、先頭に立って県民の口を塞ぎ、処理水放出が確実に実行されるように動いていたことは、知る人ぞ知る公然の事実なのですが、それはともかくとして、処理水放出は、とてつもない公費を投入しており、公共政策のコストベネフィットで考えたときに、ありえないものになっています。
早めにきちんと合意を取る手続きをとっておけば、時間はかかっても、この十分の一程度のコストで済んだし、おそらくは社会的な信頼も回復でき、新しい社会のあり方としてもよいモデルが提示できたのではと思います。
それなのに、IAEAの神頼みでうまくいったものと信じ込んで、自分たちは成功した!この先もこれで行こう!と盛り上がってしまっているんですから、すくいようがないです。
何度も言っていますが、IAEAではなく、ギリギリのタイミングで漁業者と協議を始めたから、この程度の損害で済んだんです。あれをやらないまま突っ込んでいたら、とんでもない事態になっていました。
ということさえ、いまだに気づいていないんですから、救いようがないです。