「嫌中」という病気をどう治療するのか[朴露子の韓国、内と外]
https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/53075.html
"中国人に対する排除と嫌悪は、1945年以前にも百害あって一利なしだった。共に手を握り抗日に立ち上がった中国人と朝鮮人の間に軋轢が生じることを希望したのは、むしろ日帝だった。今も分節化しつつある米国覇権以後の混乱した世界の中で生きる道を探さなければならない韓国としては、中国は協力の対象であり排除の対象では決してない。韓国に来て、なくてはならない韓国社会の構成員になった中国同胞を含む中国公民たちは、当然連帯の対象にならなければならない。このような協力と連帯が可能になるために、韓国の知識人社会がまずしなければならないことは、これまでの中国と中国人に対する認識などに対する省察と反省だ。米国の人種主義的な中国観に従い、日帝の朝中仲違い政策に歩調を合わせ、中国人を悪魔化した韓国言論の過去も反省の対象にならなければならず、「万宝山事件」のような中国人虐殺に対する反省的言及も教科書に載せなければならない。嫌悪という社会の病気を治療するための最も良い薬とは、まさに過去の事実を直視し、反人権的行動の再発を防止するために最善を尽くし、連帯と協力本位の未来に向かって共に進むことだ"