米CNNの報道によれば、トランプ政権は、「反ユダヤ主義」という疫病がはびこっているとして、コロンビア大学と連邦政府の契約5億ドルを打ち切る「恫喝」をはじめたらしい。「あの」R.ケネディJr保健福祉大臣は、米国の有力大学が「疫病」の温床となっていると批判。(どういう保健大臣だ!)
またコロンビア大学は「コンプライアンスに違反している」として、50億ドルの奨学金の連邦政府負担分の見直しの「脅迫」も表明された。
どうも大学当局は直ちにこの恫喝に屈する態度を表明しているようだ。
いやはや、コロンビアと言えばかのE.サイードも教鞭をとったアイビーリーグ‘@NEW YORKの名門である。大学全体としては保守のイェール、中道のハーバードに対し、コーネルと並んで左派的傾向が強い。
バイデン政権の時からUSAでは、イスラエルのパレスティナにおける「ジェノサイド」を批判すると「反ユダヤ主義」とレッテルを貼ることが横行している。
トランプになってついに大学への直接介入を開始。これはまさに1950年代の「赤狩り」以来である。
立法・行政・司法(連邦最高裁)を全て掌握したトランプ政権、まさに「合法的ファシズム」の姿を剥き出しにしている。
世界的にもポストWWII体制は終わりを迎えつつあるようだ。